2007年12月22日 放送分
初出荷 新見高級食材」

岡山・香川をはじめ、全国で地域の特産品づくりが進んでいる中で、岡山県の 新見市 で新たな特産品として、高級食材のキャビアが誕生しました。新見漁業協同組合が7年かけて取り組んできた、チョウザメの養殖。その出来栄えを取材しました。

トリュフ、フォアグラと並ぶ世界三大珍味のひとつキャビアを生むチョウザメの特産品化に新見漁業協同組合は着目しました。

2000年から稚魚の養殖を開始し現在、10キロ前後にまで成長したチョウザメがおよそ1400匹います。

育てているのは、「ベステル」という種類のチョウザメで卵の粒が大きく高価な希少種「ベルーガ」のメスと、やや小型ながら卵の成熟が早い「セヴルーガ」を掛け合わせたものです。卵を持つまでに3年、その成熟にはさらに4年がかかります。

新見漁業協同組合 迫田吉巳 組合長によりますと、冷水病の発生とか、それからカワウやブラックバス等による食害などによって、アユ漁の不振が続く中、チョウザメの養殖についても心配も大きかった。病気にならないか、水と飼料が合うかどうかとにかく手探りの歩みから始まった、と話しています。

去年、品質確認のため、試験的に採卵を実施し、今年から生産を本格化させました。今年17匹が成熟した卵を抱え、今回の初出荷を迎えました。

初出荷先のひとつが地元のラーメン店です。新見漁協と連携し、「キャビアフィッシュラーメン」というメニューを開発しました。およそ3グラムのキャビアだけでなく、空揚げにした身5切れがトッピングされていて贅沢なラーメンです。

一方、高級食材として認められるためには、ホテルや料亭で使ってもらうことが欠かせません。この日、ホテルオークラ岡山の湯浅薫男総料理長がチョウザメを見にやってきました。

販売は1匹単位。およそ1.5キロの卵をもった10キロのチョウザメの価格は、15万円から20万円。新見漁協では、今後、年間100匹の出荷を目指しています。岡山県北の

漁協が挑む高級食材・・・その今後が注目されます。