7月6日(日)
 トマト銀行 吉田忠明社長

 トマト銀行が、経営破たんした旧岡山県信用組合の
事業を譲り受けて7月でちょうど1年。この1年で何が
変わったのか、そして、今後の経営戦略をどう描くのか、
吉田忠明社長に聞いた。

 県信組の事業譲り受けによって、顧客数は個人が9
万2000人、法人は3000余り増えた。

 ――1年経って、客の数はキープできているし、金額
的にも引き受け時から落ちていない。新しい客との付き
合いが1年で定着した。また、事業譲り受けとセットで地
元企業や関係自治体の協力を得て計90億円の資本
増強を行い、自己資本比率を8・76%(今年3月末現在)
と大幅に強化できたことも大きい 

トマト銀行は今年4月、新たな中期経営計画を策定。
特に力を入れているのが収益力の向上で、個人向け
融資の強化などを打ち出している。

  ――個人ローンの新商品や商工ローン型の融資の
商品をつくることによって、きめ細かくニーズに応えたい

 金融機関の経営が厳しさを増す中、吉田社長は今
後、さらに中小、零細企業や個人向けに特化し、「庶民
の金融機関」を全面に打ち出した戦略で、難局を乗り
切りたいとしている。

 ――無尽(むじん)や相互銀行時代のDNAが私ども
第2地銀には強く残って、流れているのが大きな特長。
親しみやすく、何でも相談できる銀行として、より良いサ
ービスを提供していくことが、生き残る道だと思っている


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