月20日(日)
 貝阿弥紙商店 広瀬蘭子社長

貝阿弥紙商店の広瀬蘭子社長。同社は紙の卸売り
のしにせだが、12年前に官公庁や金融機関などを取
引先として、外部に情報が漏れてはいけない機密文
書の処理・リサイクル事業に本格的に乗り出した。今月、
岡山県御津町に新しい本社と工場が完成。回収から
処理まで自前で行う業界では珍しい一貫体制を確立
した。広瀬社長にセキュリティーへのこだわりや今後
の事業展開について聞いた。

――新工場の特徴の一つは、取引先が専用のパ
スワードを使って、遠隔地からでも処理作業の様子を
パソコンで居ながらにして検索できるシステムを導入
したこと。これにより、取引先からの信頼感をさらに高
めることができるという。

「顧客は地元のほか、他府県も多い。特に官公庁
の取引先は立ち会いたいという人が8割以上いる。
わざわざ工場に来てもらわないでも見る方法がないか
と考えていた時にNTTのシステムがあることを知り、
採用した」

――同社は現在の年間売り上げ5億円余りのうち、
今では機密文書の処理・リサイクル関係が6割を占め
る。今後は官公庁以外にも、有力企業などへの売り
込みを強化し、年間売り上げ10億円を目指したいと
している。

「機密文書の処理は結構、コストが高いので、利用
する企業はこの不況の中で限られてくる。今後はある
程度、ターゲットを絞って売り込んでいきたい」



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