10月12日(日)
 倉敷商工会議所 大原謙一郎会頭

 トップインタビューは倉敷商工会議所の大原謙一郎
会頭。大原会頭は産学官連携で地域の産業集積を進
める「産業クラスター」を倉敷で起こそうという推進役を
務めている。倉敷の経済活性化策や街づくりについて
聞いた。

 ――倉敷での産業クラスター推進のきっかけは

 「2年前、アメリカで産学官連携による地域産業の集
積を目の当たりにした。地方をさびれさせながら東京
だけ栄えている日本というのは、このままでは再生でき
ないと感じた。東京に頼っていたら何も出てこないから、
地方から何かを生み出さなければいけない。そうした
ことがきっかけで賛同の声が集まり、今のクラスター構
想になっている」

 ――倉敷商工会議所が発足させた吉備の国クラス
ター協議会では、「医療・福祉」や「エコ・環境」などを
テーマに具体的な取り組みを検討中。大原会頭は構
想推進に「まちづくり」の視点が欠かせないという。

 「ディシジョンメーキングができる大人にとって居心地
がよく、住んでよかったという街であることが大事だ。そ
ういう街をつくっていくことがクラスターに関係してくるし、
ディシジョンセンターを岡山、倉敷で育てるということに
つながってくると思う。(街づくりから産業振興まで)全部、
関連しあっていると考えている」

 ――倉敷の街の魅力についてはどう思っているか。

 「倉敷(美観地区一帯)の気持ち良さというのは、や
はり何百年の歴史の中でつくられたもの。本当にこれ
をつくった人たちに感謝しなければならない。冬は寒
いし、すきま風は入ってくるし、ここの人たちはちょっと
意地を張って住んでいる。意地を張ってでも自分たち
の住む環境を守るということが多分、意味があるのでは
ないかと思っている」



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