5月23日(日)
 失敗に学ぶ 〜 天満屋社長・伊原木隆太氏

  「失敗に学ぶ 私の教訓」は天満屋(岡山市)の伊原木
隆太社長。
 天満屋は創業175年の老舗百貨店。伊原木氏は天満
屋の社長を約40年務めた現会長の伊原木一衛氏の長男。
東京大工学部を卒業後、経営コンサルティング会社を経
て米スタンフォードビジネススクールに留学しMBA(経営
学修士)を取得した。その後、フランスで料理の専門学校
に通った経験もあるという多彩な経歴の持ち主。96年、
29歳の時に取締役として天満屋に入社し、2年後社長に
就任した。
 「フランスの料理専門学校は世界的に知れらる名門で、
周りはプロの料理人ばかり。いきなり素人が飛び込んだも
のだから、料理は焦がすし、ろくにソースもつくれず、やる
ことなすこと失敗の連続だった」
 ――もともと凝り性で、人に仕事を任せるのが不得手。
今も「私ならこうするのに」と歯がゆい思いをすることがある
という。
 「でも結局は(任せると)感心することのほうが圧倒的に
多い。自分に過剰な期待をせず、できることをキチンとやる。
あとは周りの人にがんばってもらえばいい。そう思えるよう
になった」
 「これまでに手がけてきた事業や投資がトータルで成功
なのか、失敗なのかは、もっと時間がたたないと分からない。
(社長としての)責任の重さを考えると、いまも足がすくむ
思い。だからこそ社員が持っている力を最大限発揮できる
よう後ろから支えていきたい」



webtsc TOPへ 経済ウイークリーTOPへ