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| 6月6日(日) |
失敗に学ぶ 〜 吉川昌宏氏 | |
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「失敗に学ぶ 私の教訓」。今回は岡山市の総合建設 業、大本組の吉川昌宏副社長。吉川氏は京都市出身の 61歳。大学院を修了後、旧運輸省、現在の国土交通省 勤務を経て、35歳の時に大本組に入社した。そして間も なく、大本組の中期経営5ヵ年計画の策定を任された。 官僚時代に、全国の港湾整備計画策定を担当した経験 から、そのノウハウを生かして大本組の中期経営計画を 半年かけて策定。ところが、自信を持って各地の支店や 営業店に提示したその経営計画が、思いのほかの不評 を買ったという。 「施工に関しても、営業に関しても、問題点はすべて現 場にあり、その解決策も現場にある。そんなことは分かっ ているつもりだったが、実はそうじゃなかった。(現場の声 を十分聞かないままに)トップダウンの計画になっていた。 全社的な運動が十分な効果を上げるためには、ボトムア ップによって現場の意見を計画に反映させることが欠か せない。そうでないと、計画に魂が入らないし、血も通わ ない。どんな業種にも共通しているだろうが、現場主義の 大切さをあらためて思い知らされた」 ――吉川副社長の座右の銘は、「つもり十ヵ条」と呼ば れる格言。「高いつもりでも低いのが教養」「低いつもりで も高いのが気位」などと続く。 「経営は大なり小なり、失敗と反省の連続。いつも、この 十ヵ条を執務机の上に置いておき、行動や判断が正しか ったかどうか自問自答している」 ――人間に失敗は付き物という吉川副社長は、ことある ごとに社員に対して『失敗を恐れるな』とアドバイスしている。 「企業人にとって大切なポイントは、活力、好奇心、忍 耐心の三つ。ところが『失敗するな』と繰り返していると、社 員は失敗を恐れるあまり、活力や好奇心が消えてしまう。 もちろん、ただ失敗するのではなく、そこから何か将来の 糧をつかまなくてはいけないが、それができるなら、若い うちは、どんどん失敗すべきだと思う」 |
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