2月23日(日)放送
  おもちゃ王国 高谷昌宏専務(38歳)
 
 「新時代を担う若手経営者」の第6弾。1996年、全国初となるおもちゃのテーマパーク「おもちゃ王国」を玉野市にオープンさせた。社長には現在、倉敷チボリ公園の再建にあたる高谷茂男氏が就いているが、専務の昌宏氏が代表権を持つ取締役として、経営を一任されているという。38歳。玩具の卸、小売業などで培ったノウハウを生かして、初のエンターテイメント事業をスタート。開園後、毎年約40万人が訪れる実績を上げており、「空間を売る商売は難しいが勉強になった」と振り返る。社員の意識改革には特に力を入れた。背景には、閉園に追い込まれた玉野市の第3セクター・王子ファンシーランドの従業員を大半雇用したことがある。「とにかく従業員にやる気を持たせたかった」とし、この事業は子どもたちを心から喜ばせる素晴らしいことだと説いたという。会社にとって一番大切なものは?との問いに、"社員"と答えた。現在、おもちゃ王国は玉野市(直営)以外に、群馬、大分、兵庫県に1カ所ずつFC展開。今年は関東都心部での業務提携が予定されている。今後は、イベント事業でのキッズスペース提供、さらに、百貨店や大型スーパーへの「おもちゃ王国"ミニ版"」を整備する計画だ。

 


2月16日(日)放送
  丸本酒造 丸本仁一郎社長(39歳)
 
 「新時代を担う若手経営者」の第5弾。大学を卒業後、23歳で家業に入る。1997年に6代目社長に。現在39歳。若者の日本酒離れや後継者難などで厳しい経営を強いられている酒造業界にあって、"地域を見直す"酒づくりで活路を見出している。一番重要となる原料のコメには丸本社長が惚れ込んだ酒米「山田錦」を選び、15年前から自家栽培や地元農家との契約栽培を始めた。一般的に品質がいいとされる山田錦の栽培法とは違うやり方だが、「この地域に合ったやり方がベスト」とコメの粒も通常よりやや小さめという。そもそも、こうした酒づくりを始めたのは、当時流行っていた"端麗"で"すっきり"した味が自分に合わないと思ったから。「地元で採れた食材を口にし、この地の水を飲む以上、欲しいと思うわけがない」ときっぱり。「先の見えない経営環境の中、この酒づくりに細いながら1本の長い道が見えた。『勝てる』と確信した」という。「竹林(ちくりん)」という名のこの酒。確実にファンを増やし2002年の出荷本数は17500本(前年比5%増)。県内最年少の杜氏・内倉直さん(33歳)との息もピッタリだ。本社・岡山県鴨方町
 


2月9日(日)放送
  オーエム産業 難波圭太郎社長(29歳)
 
 「新時代を担う若手経営者」の第4弾。関西学院大学法学部を卒業後、東京の大手電機メーカーに3年間勤務。2000年にオーエム産業に入社、2003年1月、常務から社長に就任した。29歳。オーエム産業は携帯電話やデジタルカメラなどの電子部品や、自動車部品のめっきを手掛け、オーエム工業(自動車部品メーカー)、オーエム機器(住宅関連商品製造)とともにオーエムグループを形成する。オーエム産業では環境保護の観点から、有害な鉛を使わないめっきなどの技術を確立。「今年はこうした技術が花開く1年になれば」という。「めっきはサービス業」と語る難波社長。活気があって、喜びに満ち溢れ、挑戦し続ける企業を目指したいと意気込む。本社・岡山市野田

 


2月2日(日)放送
  下津井電鉄 永山久人社長(42歳)
 
 「新時代を担う若手経営者」の第3弾。獨協大学経済学部を卒業後、阪急バスに3年間勤務。1986年に家業に入り、昨年夏、社長に就任した。現在42歳。26のグループ企業の中核を担う中、今力を入れているのが、横のつながり。グループ企業内の従業員の異動を行い適材適所を目指しているほか、各企業の情報を盛り込んだ地域情報サイトを立ち上げ、連携を図っている。永山社長は宮本武蔵の考え方「足るを知る」を例に挙げ、「この時代はいかに無駄を省いて経営効率を高めていくかが大事」という。座右の銘は「天命に生き 運命に挑戦 使命に燃ゆ」。これは武道家で役者の藤岡弘さんの父の言葉。藤岡弘さんは尊敬する一人とか。事業展開については、運輸、サービス、住宅・不動産の3つの柱に事業を整理、統合する方針で、その中で中国との関わりや介護福祉分野を強化したいという。本社・岡山市大元駅前

 


1月26日(日)放送
  平松エンタープライズ 平松晃弘社長(33歳)
 
 「新時代を担う若手経営者」の第2弾。帝京大学経済学部卒業後、2年間のイギリス語学留学を経て、1994年に入社。取締役、専務を務め、2002年7月社長に就任した。現在33歳。平松エンタープライズは建設・土木業者向けに資材を卸しているが、公共投資の冷え込みなどで、得意先が苦しい経営環境を強いられる中、同社も苦戦を余儀なくされている。こうした環境下で、紙製パレットの生産・販売に力を入れ、包装資材部門の強化を図っているほか、福祉機器の販売を窓口にして、高齢者や要介護者向けの増改築事業に力を入れる方針で、第2、第3の柱を育て上げるという。今年の決意は「現場主義」という。本社・倉敷市昭和

 


1月19日(日)放送
  天満屋 伊原木隆太社長(36歳)
 
 「新時代を担う注目の若手経営者」の第1弾。東京大学工学部卒業後、経営コンサルティング会社への勤務、経営を学ぶための米国留学。1998年、31歳の時、父親で現在会長を務める一衛さんから社長職を引き継ぎ、年商1300億円、従業員2000人の舵取り役を担う。6代目。流通業界では珍しい経歴を強みに、柔軟な発想で経営にあたる。少ない時間でも店内に足を運ぶ。「立ち止まって店員や顧客の顔をじっと眺めるのが好き」。座右の銘はなし。2001年秋、高松市のコトデンそごう跡に高松天満屋を開業させ四国に初進出。今春は福山市の福山そごう跡に100の専門店が入居する若者向けのビルをオープンさせる予定。本社・岡山市表町
 


12月22日(日)放送
  アクト 習田一成専務
 
 家庭用のテレビゲームソフト、トレーディングカードの専門店をFC展開している。このほど、総合メディア・リサイクル店「A2、W」を岡山市新保に開店した。生産が中止になったゲームソフトやアニメ関連商品、同人誌、アイドル雑誌など、嗜好性の強いコレクター向けの商品が充実しているのが特徴。各ジャンルの商品を関連付けることで、「客単価は従来の中古書店のおよそ1・5倍。相乗効果がでている」(同社)という。この店舗形態は、FC展開が得意でゲームソフト販売のノウハウを持つ「アクト」と、中古の品ぞろえが充実している「太田書店」(静岡市)が提携して共同でオープン。価格設定が難しい商材だけに、こうしたリサイクル店は全国的にも珍しいという。今後、アクトでは新たなジャンルの形として「A2,W」の出店を押し進めていく方針で、3年後には100店舗体制にしたいという。現在、加盟店募集中。本社・岡山市西古松西町

 


12月15日(日)放送
  ヨークス 藤本正香部長
 
 「こだわり派を狙え」の第3弾。手袋の産地・香川県白鳥町で50年程前に手袋メーカーとして創業したが、市場が縮小する中、事業の多角化を進めており、約2年前に保温肌着を開発した。若者向けとあって、機能性だけではなく色や柄も重視。社外からデザイナーを招くなどし、今ではキャラクター柄や動物柄など500種類(自社ブランド、OEM合わせて)を生産している。伸縮性のある手袋のノウハウを生かし、企画からわずか半年で商品化。本社工場に眠っていたニットの自動編み機を活用し、コストを抑えた点も興味深い。昨シーズンの保温肌着の売上高は約7億5000万円(売上全体の約1割)。今年も品揃えを充実させ、売り上げ確保を目指している。

 


12月8日(日)放送
  オーディオギャラリーAC2 熊代敬治社長
 
 「こだわり派を狙え」の第2弾。音の専門店としてオーディオ機器を中心に販売してきたが、市場が縮小傾向にある中、ホームシアター用機器の品ぞろえを充実させている。今年6月、岡山市中心部から岡山市郊外へ移転したのを機に、店内に試聴の専用ルームを8つ完備。全国的にも珍しく、「実際に音色を聴いてもらうことが一番説得力があると考えた」と熊代社長。中四国や京阪神からの来店客も多いという。去年からのホームシアターブームで、最近は男性マニアだけでなく女性、ファミリー層の購入も増えており、特に新築の際に、リビングに組み込みたいというケースが多いとか。本社・岡山市尾上

 


12月1日(日)放送
  池田工業 池田匡雄社長
 
 12月のテーマは「こだわり派を狙え」。私たちの身の回りには電化製品が溢れており、こうした製品からは電磁波が発生しており、人体への影響も指摘されている。そこで、電磁波の影響が気になる人向けに、電磁波防止機能が付いた眼鏡の販売をスタート。レンズに特殊加工し、フレームなどは伝導性を持たせた。商品名は「アイソレーション」。組み立て技術については特許を申請しているという。
 もともと眼鏡用の精密部品メーカー。創業は1950年。生産拠点が人件費の安い中国へ移行するなど、業界を取り巻く環境が様変わりする中、活路を見出す池田工業。この商品を事業の柱に育てたいと意気込む。

 


11月24日(日)放送
  自営の会 厨子彰代表
 
 「注目の団体トップ」第4弾。自助努力のグループ。一人の力では情報収集に限界があるーと、再就職や起業を目指している中高年齢者らが中心となって、昨年9月、福山市で組織化した。メンバーは、アパレルメーカーや大手スーパーを退職した人ら30〜50代の男女15人。倉敷、笠岡市在住者もいる。これまでの活動としては、月2回のペースで定例会を開き、情報交換や講師を招いての勉強会を実施、これまでに6人が創業、10人が再就職した。しかし発足から1年。ある問題が浮上した。それは、「精神論だけでは会員が増えない」(厨子代表)ということ。そこで、会の付加価値を高めるため、自営の会の創業組でつくる「ギルド備後」を発足、共同での製品開発やイベント企画を行い、収益事業の展開を目指す。ここで注目したいのは、再就職に向けて活動している人たちを、イベントスタッフや開発した製品の営業に充てる点。会自体から新たな雇用を生み出す仕組みだ。2年を迎えて新たな方向性を打ち出した自営の会。今後の活動が注目されるー。

 


11月17日(日)放送
  香川県生麺事業協同組合 香川政明理事長
 
 「注目の団体トップ」第3弾。最近、全国的に注目を集めている讃岐うどん。異業種の参入でセルフ形式のチェーン店も増えている中、現状に対して、「麺の製法、だし、具材など様々な面で、色々な讃岐うどんができてきた」と話す。これまで何度かブームはあったというが、今回はちょっと様子が違う。というのも、わざわざ讃岐うどんを食べるために香川県を訪れる県外客が確実に増えているそうだ。こうした傾向を裏付けるように、JR四国が今年9月から始めた「讃岐うどん食べ歩きツアー」は予約開始からすぐに完売するほどの人気ぶり。遠く関東地方からの参加者もあったという。今回のブームは、県内産の小麦「さぬきの夢2000」も後押ししている。組合では、この小麦を使ったうどんを今月から期間限定で販売。土産用も高松空港の直売店で取り扱っている。香川理事長は「香川県に来て県内産小麦使用のうどんを食べてほしい」とPR。

 


11月10日(日)放送
  湯原の里振興プロジェクト 小河原靖弘会長
 
 「注目の団体トップ」第2弾。観光客の落ち込みが目立つ岡山県にあって健闘している観光地の一つ・湯原温泉。ここでは、湯原の里振興プロジェクト(湯原町、湯原町観光協会、湯原町旅館協同組合で結成)を中心に、地域をあげてさまざまな事業を進めているが、その取り組みが功を奏したのか、ここ数年、湯原温泉を訪れる観光客が増えているという。まずは、貸し切り風呂サービスの展開。団体客から個人客(若いカップルや子供連れのファミリー)の需要が増えたことにいち早く対応。湯原温泉郷には30ほどの旅館・ホテルがあるが、23件でこのサービスを実施している。このほか、若者向けの情報誌へのPRや公式ホームページも充実させており、HPへのアクセス数は40万件に上るとか。あるホテルではインターネットによる予約が5割を超えているという。

 


11月3日(日)放送
  システムエンジニアリング岡山(SEO) 中島博会長
 
 11月は「注目の団体トップ」。システムエンジニアリング岡山(SEO)は、岡山県内の情報化推進を狙いに発足。地元情報関連企業など87社・個人で組織され、IT研修会や産学交流会などを展開している。このSEOのメンバーが中心となって昨年夏に「マイクロビジネスエージェント岡山推進協議会」を設立。業務はインターネットを活用して自宅で仕事をするSOHO事業者と、発注企業の業務を仲介するのが主な仕事。マイクロビジネスエージェント岡山推進協議会の活動内容や実績、課題などを聞いた。
 


10月27日(日)放送
  林原商事 Cプラザ(トレハロース部門運営責任者)姫井佐恵さん
 
 「はつらつ女性」第4弾。バイオ関連事業を手掛ける林原グループ(岡山市)。同社の事業の柱に成長しているトレハロース(天然糖質)の運営責任者を務める。これまで用途開発に携わってきたが、今回、洋菓子の材料としてトレハロースを積極的に売り込むということになり、PR活動といった情報発信の役割も担うことになった姫井さん。製菓学校を訪ねたり、業界誌を読んで知識を深める中、行き着いたのがパティシエ(製菓技術者)とのタイアップ。パティシエは情報を発信し業界内での影響力が強いだけでなく、私たち消費者の声を一番身近なところで収集する存在でもあることに目をつけたという。このほど、全国の著名なパティシエ10人がメンバーのクラブを発足させ、社内にトレハロースのショールーム「トレハの小部屋」をオープン。姫井さんは「トレハロースは天然の糖質」と話し、砂糖の置き換え素材ではなく、トレハロ―スでしかできない洋菓子の開発に大きな夢を抱いている。

 


10月20日(日)放送
  ベネッセケア サービス責任者 中島美奈子さん
 
 「はつらつ女性」第3弾。ベネッセグループが展開する介護施設「くらら大元」のサービス責任者。入所者に対してどのようなサービスを提案していくか、実際に介護にあたるスタッフにアドバイスしたり、一緒にケアプランを作成したりする。看護師を目指していた中島さんは高校在学中から医療の現場に携わり、その後介護の分野に転身、これまでに療養型病院、グループホーム、老人保健施設に勤務。それぞれの特徴をもった場所での経験が大きな糧となり、今の施設規模・雰囲気に合ったシステムの構築を模索しているという。「主役は入所者と現場スタッフ。私は黒子」と話す中島さんだが、お年寄りへの声掛けは欠かさない。「介護ならベネッセといわれるのが目標」とか。2児の母でもある中島さん(31歳)の挑戦はまだまだ続く。
 


10月13日(日)放送
  ザグザグ 取締役 平岡知恵さん
 
 「はつらつ女性」第2弾。岡山県南を中心にドラッグストア22店舗を展開するザグザグ。平岡さんは27歳という若さで取締役を務める。役員若返りの一環だが役員では最年少、「伸びる可能性を秘めている」と評された。
就職活動では自動車ディーラーを希望していたが、男性に重きを置く面接のあり方に絶望。たまたま"女性積極採用"を掲げるザグザグのポスターを目にし就職面接会に参加、その社風に惹かれたという。そして入社4年目で取締役に。藤井孝洋社長から打診があった時、嬉しさの反面、重責に即答できなかったが数日後、藤井社長からの携帯にメールが届き決意を固めた。「ここで断ったら成長が止まると思った」と平岡さんは振り返る。店舗からの問い合わせやメーカーとの商談、研修会など、分刻みのスケジュールをこなす平岡さん。「顧客が新しい発見ができるような商品の提案をしていきたい」と話す。
 1990年設立。資本金5000万円。新役員で臨んだ2002年8月期の売上高は前期比126%増(新規出店なし)。本社・岡山市西市
 


10月6日(日)放送
  宮脇書店 社長 宮脇富子さん
 
 10月のテーマは「はつらつ女性」。高松市に本社を置く家業・宮脇書店の4代目。38歳の時、社長に就任した。就任直後、本店の増改築に着手、時代のちょっと先を見た戦略で、駅前出店、郊外店オープン、FC展開などを次々と打ち出し、その経営手腕を発揮している。発想のヒントは「いかに物事を単純にスムーズに考えるか」。既成概念にはとらわれないアイデアが必要だという。今年7月には香川県内の学校に教科書を供給する「香川県教科図書販売」の社長に就任。宮脇社長の挑戦はまだまだ続く。
全国に直営・FC合わせて300店舗を展開。資本金1000万円。従業員約360人。本部・高松市朝日新町。