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江戸時代の鎖国体制から開放された日本は、明治時代以降急速に西洋文明を採り入れていきました。その過程で、それまでの伝統的な技術や意匠に加え、新しい技術や材料、デザインが積極的に導入されました。その分野は、鉄道、道路、発電施設、上下水道のほか鉄、繊維などを生産する工場に典型的に生かされました。これらによって、国家全体の近代化が急速に進むとともに社会の在り方や国民生活も大きく変化していきました。現代の生活の基盤は、戦後の高度経済成長期以降の技術革新によることはもちろんですが、その基盤は明治期から戦前期にかけての西洋文明の摂取によるところが大きいといえます。
近代化遺産は、観光資源として注目され、活用されている例も一部にはありますが、その果たした歴史的価値や評価を受けることなく近年次々に取り壊されています。こうした岡山、香川県の発展に貢献した「近代化遺産」に光を当てます。