岡山県岡山市伊福町   ノートルダム清心女子大学 本館

  昭和4(1929)年の建築で、設計は日本建築史に多大な足跡を残したアントニン・レーモンド。校舎の外観は、縦長の窓を配したシンプルで気品あるデザイン。
 教室の廊下側には、丸窓が配置されアクセントを加えている。廊下の床、腰部分、階段などは人造石の研ぎ出し仕上げ。階段の手すりや親柱には緩やかな曲線が表現されている。
 長い丈のスカートをはいたシスターたちが、上り下りしやすいように一段の高さは、やや低めにされるなどディテールの随所に工夫が施されている。
 戦時下には、空襲から免れるため白い外壁が黒く塗られた。昭和初期の岡山を代表するモダニズム建築。