岡山県倉敷市    倉敷アイビースクエア


倉敷アイビースクエア中庭

◆ 旧倉敷紡績倉敷本社工場
  (現倉敷アイビースクエア、倉敷市本町)

 白壁の街、倉敷を象徴する美観地区の中でも県内外から大勢の若者が訪れる人気スポット倉敷アイビースクエア。この建築群の建設が始まったのは、明治21(1888)年10月のこと。日本で最初の紡績工場を建設した石河正龍らの手による。倉敷紡績所の本社工場として着工され1年後に操業が始まった。その後、増改築が行われ、戦時中は攻撃機を製造する軍需工場となった。戦後、工場として使われることはなかったが構内はよく保たれ、創業時に建てられた原綿倉庫は、昭和44(1969)年、倉紡創立80周年を記念し倉紡記念館として生まれ変わった。倉敷アイビースクエアがオープンしたのは昭和49(1974)年。岡山までの新幹線開業で美観地区への観光客増加を受け、ホテルや広場などが整備された。現在の建物は建設当初の原型は失われているが、赤レンガの外壁、半円形の窓などに当時の面影を残し、わが国に現存する最も古い紡績工場の一つとして歴史的な価値は高い。倉紡記念館と製品倉庫だった児島虎次郎記念館は、平成10(1998)年に登録有形文化財になっている。


倉 紡 記 念 館