鎌倉時代を代表する備前刀の最高傑作として知られる国宝「山鳥毛」の一般公開が、10日から瀬戸内市の備前長船刀剣博物館で始まりました。
10日、開幕した日本刀の企画展。来館者の注目を集めたのは、鎌倉時代に瀬戸内市で活躍した福岡一文字派が
つくったとされる備前刀、無銘一文字通称「山鳥毛」です。上杉謙信の愛刀として知られ、山鳥の羽のような刃文が美しく国宝に指定されています。瀬戸内市が今年3月、クラウドファンディングを活用し個人所有者から5億円で購入しました。一般公開は、当初5月を予定していましたが新型コロナウイルスの影響で延期に。待ちわびた刀剣ファンらが写真を撮りながらじっくりと観賞していました。山鳥毛を特別陳列しているこの企画展は、10月4日まで開かれています。博物館では、新型コロナ対策として入場を1時間40人に制限。入場するには博物館のホームページから事前予約する必要があります。