岡山県は1月15日、新年度当初予算について各部局からの要求額をまとめました。一般会計は新型コロナウイルスの対策費が加わり過去10年間で最大規模となりました。
岡山県の2021年度の一般会計当初予算要求額は7597億700万円で、今年度の当初予算に比べ1.8%増額。過去10年で最大規模となりました。このうち新型コロナウイルス感染症対策費として357億4500万円が盛り込まれています。内訳は、重症患者を優先的に受け入れる重点医療機関体制整備事業に144億8000万円。軽症者らの療養施設としてホテルなどを借り上げる事業に20億6500万円。中小企業者向けに無利子無担保融資などを行う金融機関への補助金64億500万円などです。このほか西日本豪雨関連では被災者のための「みなし」仮設住宅借り上げ事業費、被災者の見守りや相談・支援の事業費なども盛り込まれています。岡山県は知事査定を経て、2021年度当初予算案を取りまとめ、2月22日開会予定の定例県議会に提出します。