老朽化に伴い、玉野市などが建て替える玉野競輪場の安全祈願祭が18日、現地で行われました。

式には関係者約20人が出席。玉野市の黒田市長や施工業者の代表らがくわ入れをし、工事の安全を祈りました。建て替えられるのは、競輪場のメインスタンドと併設するホテルです。ともに現在の耐震基準に適合していないことから建て替えられるもので、メインスタンドは約20億円かけ玉野市が整備し、ホテルは東京の民間事業者が約30億円で建設します。メインスタンドは4階建てから3階建てに規模を縮小。来場者が減りネット投票が見込まれることから、一般観覧席は6割減らし約300席にします。
ホテルは鉄骨8階建てで150室、選手の宿舎を兼ねています。7階と8階は一般宿泊客専用で、全ての部屋から瀬戸内海が望めるほか、レースの模様も観戦できます。選手部屋は選手が競技に集中できるよう全てシングルとなっています。メインスタンドやホテルを備えた玉野競輪場は2022年春の完成を予定しています。