65歳以上の高齢者を対象に、12日から全国で新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりました。岡山県での接種は高齢者施設の入所者らが優先されています。

岡山市の岡山済生会ライフケアセンターでは、有料老人ホーム・なごみ苑の入所者34人と職員2人が接種を受けました。岡山県では高齢者接種の対象者が約56万人いますが、当面はワクチンの供給量が少ないため、クラスターの発生を防止する観点から高齢者施設の入所者を優先しています。12日は受け付けから予診、接種、待機までの流れで特に混乱もなく、開始から約1時間で36人全員が接種を終えました。また、接種の様子を岡山市の大森市長が視察し、病院や施設の関係者と意見交換を行いました。高齢者施設に入所していない一般の高齢者については5月10日から予約を受け付け、17日から接種が始まる予定です。