倉敷市内のブルーベリーの観光農園は収穫期を迎えていて、訪れた人は完熟したさまざまな種類のブルーベリーの食べ比べを楽しんでいます。倉敷市の観光農園・ブルーベリーガーデン岡山では、6月10日から今シーズンのブルーベリー狩りが始まりました。栽培面積は岡山県南部最大規模の3500平方メートル。約1000本が並んでいます。一見、どれも同じ種類に見えますが、実は園内では36種類ものブルーベリーが栽培されているんです。甘さと酸味のバランスがとれた一番人気の「ジュエル」や、アロマのような豊かな香りが広がる「ミスティ」など、訪れた人は食べ比べを楽しんでいました。

この農園が開園したのは2020年。それまでこの土地は農家の高齢化などにより、荒れ放題となった耕作放棄地でした。その状況を知った岸本春彦さんは、地域に貢献したいとの思いで勤めていた自動車ディーラーを3年前に退職。農業経験ゼロの状態から独学でブルーベリー栽培に乗り出しました。そんな岸本さん直伝の完熟ブルーベリーの見分け方は、軸が赤くなっていること、そして実の付け根に黒い輪ができていることだそうです。ブルーベリー狩りは大人2000円・小学生1500円で時間は無制限。併設されたレストハウスでは、ブルーベリーの自家製コンフィチュールを使ったフレッシュジュースなど、オリジナルメニューが6種類用意されています。ブルーベリーガーデン岡山は水曜日を除き、8月24日まで営業しています。