なくならない「あおり運転」を減らそうと、香川県警は2021年9月24日、ヘリコプターを使った
空と陸による集中取り締まりを行いました。
ほかの車を妨害する目的で車間距離を詰めるなどの「あおり運転」は2020年6月に施行された改正道路交通法で妨害運転罪とされ、最高で5年以下の懲役を科すなど罰則が強化されています。
秋の全国交通安全運動に合わせて行われた集中取り締まりは、高松自動車道の高松中央インターから善通寺インター間を重点区間に、航空隊のヘリコプターから目を光らせました。上空から法令違反の車両を見つけた場合は機体のカメラで運転の様子を撮影し、地上の高速隊に無線で共有し、検挙します。
香川県内では「あおり運転」の罰則が強化された2020年6月末から2021年9月23日までに高速道路で車間距離を十分とらず検挙された件数は83件にのぼっています。
香川県警高速道路交通警察隊の溝渕健平隊長は「あおり運転、車間距離を守らないことは非常に危険な行為である、重大事故に発展する恐れがあるという認識をお願いしたい」と述べました。