岡山県倉敷市の倉敷美観地区にある「星野仙一記念館」が13年の歴史に幕を降ろすことが2021年10月15日、発表されました。11月30日をもって閉館し、貴重な品々は倉敷市に寄贈されます。
記念館は2008年、地元の有志が中心となって開館させたもので、これまでに延べおよそ50万人が訪れました。星野さんが幼少期に母親から初めて買ってもらったといわれるグローブや、選手時代の中日ドラゴンズのユニホームなど、およそ1000点が収蔵されています。東北楽天イーグルスが球団設立後初の日本一になった胴上げの写真も飾られています。
そんな星野仙一さんは2018年に永眠。コロナ禍に加え、記念館の延原敏朗館長も体調を崩し、閉館を決めたということです。
星野さんと40年来の親交があった延原館長は「多くの人に星野さんの軌跡を辿ってほしいと、記念館を継続させてきました。記念の品々を後世に語り継ぐための最善の方法だと判断しました」と話しました。