岡山市の大森市長は5月24日の定例会見で、待機児童の数が4月1日時点で8人となり、待機児童の解消はほぼ達成されたとの認識を示しました。
岡山市では、待機児童の数が2017年に最も多い849人になるなど待機児童解消が課題となっていました。このため、保育園や認定こども園を増設したり定員を増やすなどしたほか、保育士の待遇改善に務め、児童受け入れのための態勢を整えたりしてきました。
こうした対策が功を奏し待機児童の数は、8人まで減ったとしています。
全て解消しなかったことについて大森市長は、障がいのある子どものケースや、交通手段が徒歩のみで提案できる園がなかったり、申し込みのタイミングが遅かったりしたことを理由に挙げました。
岡山市では今後、中程度から重度の障害児や医療的ケア児の受け入れを拡充し、定員を弾力化するなどして、待機児童ゼロを目指したいとしています。