岡山市は11月から実施する商店街の通行量調査に初めて人工知能(AI)を試験的に導入することになり10月25日、調査に用いるAIカメラを設置しました。

調査は、東京のスタートアップ企業と取り組むもので、AIカメラを設置したのは岡山駅前、表町、奉還町の3つの商店街です。この日は業者が各商店街に1台ずつ取り付けました。
これまで通行量調査は人手がかかることなどから2年に1回、2日間だけ行われていました。
AIカメラを使った調査ではこうした負担は生じないため長期の運用ができ、詳細な分析も可能です。
今回は11月1日から3カ月間、通行量のほか、通行人の性別や年代、通行方向などをリアルタイムで調べます。
撮影した画像は計測後、自動的に削除されるため、個人情報は保護されるということです。
岡山市は今回得られたデータを商店街の活性化に役立てる狙いで、効果が認められればカメラの台数を増やすなどして来年度にも本格導入したい考えです。