赤字経営が続き存続が危ぶまれているJR芸備線について岡山県などは2月1日、路線の経営状況を把握するため、JR西日本からヒアリングを行いました。
ヒアリングは、岡山県や広島県など沿線自治体が求めていたものです。
芸備線を巡っては昨年4月、JR西日本が1キロ当たりの1日平均乗客数が2000人未満の17路線の中でも収支率が低いことを公表していて、JR西日本が路線の在り方について協議の場を設けるよう、地元に要請していました。
この日の会合でJR西日本からは、芸備線の備中神代駅から備後庄原駅の区間では、1987年の民営化時点に比べて利用者が92%減っていることや、沿線住民へのアンケートで、駅を中心に2キロ圏内の住民の移動手段はほとんどが車で、鉄道利用は6%であったことなどの説明がありました。