萩焼の15代坂倉新兵衛さん(山口県長門市)の作陶展が、岡山市の岡山高島屋7階美術画廊で開かれています。3月20日まで。
新兵衛さんは萩焼の山口県指定無形文化財保持者で、作陶展は岡山高島屋の開店50周年記念事業の一つとして企画。
会場には新兵衛さんが手掛けた萩特有の土味の茶わんや花器、皿など近作約60点が展示・販売されています。
釉薬(ゆうやく)で白、肌色といった優美で柔らかな色合いに仕上げた作品のほか、焼き色が異なる土を埋め込む象嵌(ぞうがん)の技法をもとに、新兵衛さんが編み出した独自の技でツバキやアヤメを描いた花器、皿もあり、訪れた人たちが熟練の技に見入っています。