岡山県吉備中央町の円城浄水場から発がん性が指摘される有機フッ素化合物(=PFAS)が検出された問題で、有識者でつくる町の原因究明委員会は9月5日、町内の資材置き場に置かれていた使用済み活性炭を発生源と考えることが妥当とする見解をまとめ、報告書を山本雅則町長に提出しました。
原因究明委員会の4回目の会合が町の賀陽庁舎で非公開で行われ、5月に実施したボーリング調査などから総合的に判断したところ、国の暫定目標値を大幅に超えるPFASが検出された資材置き場の使用済み活性炭が原因と考えることが妥当と結論付けました。
会合後に、原因究明委員会の小松満委員長が山本町長に報告書を手渡しました。
報告書では、効果的な対策として、資材置き場の土壌を掘り起こして取り除き、きれいな土壌で埋め戻した後にコンクリートなどで覆うことを挙げました。
さらに、継続したモニタリングを行い、濃度の推移を確認していくことも求めています。
これを受け、吉備中央町は資材置き場の土地所有者や岡山県などと協議し、必要な対策を検討していくとしています。
吉備中央町の円城浄水場から有機フッ素化合物が検出された問題/発生源は資材置き場の使用済み活性炭が妥当との見解/町の原因究明委員会が報告書【岡山】
2024年9月5日岡山のニュース