玉野市内の造船所で建造していた海上自衛隊の多機能護衛艦「ゆうべつ」の防衛省への引き渡し式が6月19日、行われました。
三菱重工マリタイムシステムズ玉野本社工場で行われた引き渡し式には、関係者およそ150人が出席。引き渡し書が海上自衛隊の松本完呉地方総監に手渡されました。
ゆうべつは全長133メートル、幅16・3メートルで、基準排水量は3900トンです。
相手からレーダーで発見されにくいステルス性能を備えた多機能フリゲート・もがみ型護衛艦の8番艦で、2022年から建造が進められていました。
海上の警戒・監視に加え、これまで掃海艇が担ってきた機雷除去にも対応しています。
海図を自動作成する最新機器の導入などで省人化され、乗員はおよそ90人と、規模や装備が似ている他の護衛艦のほぼ半分です。
ゆうべつは青森県の大湊基地に配属されることになっています。
海上自衛隊の多機能護衛艦「ゆうべつ」/玉野市の造船所で引き渡し式【岡山】
2025年6月20日岡山のニュース