
いにしえの都・奈良に居を構え、奈良の風土に根ざした作品群などを手掛ける作陶家・糸井康博さんの個展「過去からのタカラモノ」が4月1日、岡山市の岡山高島屋で始まりました。6日まで開かれます。
日本工芸会正会員で京都生まれの糸井さんは53歳。2001年に奈良に工房を構え、奈良の遺跡から出土したカケラから想像を膨らませた作品群「倭」のシリーズで知られています。
今回の個展のもう一つの柱は、自らが「硝彩」と名付けた作品群です。
植物の灰を使った釉薬「灰釉」に九谷焼の上絵の技法を取り入れました。
灰釉とは異なり、奈良の素朴な風土にマッチした柔らかな輝きが魅力です。
昨秋から今年3月にかけて古代奈良に思いをはせながら制作した茶わんや香炉、食器などおよそ60点が並びます。