
岡山県は、将来的なインバウンド需要を見据え、岡山桃太郎空港を大規模改修します。作業を円滑に進めるため、空港ビルを第三セクターから買い取る方針で、9月定例県議会に提案した議案に債務負担行為を設定しました。国際線の2便同時発着を可能にするため、国際線エリアを拡張します。
岡山桃太郎空港は、1988年3月に開港。38年が経過し、ターミナルビルが老朽化していることに加え、インバウンドを中心とした需要増が見込まれることから、管理する県が機能強化に向けた計画を策定しました。計画によりますと、現在の国際線エリアの北側と東側に新たな建物を建設。国際線の2便同時発着に対応するため、ボーディングブリッジやコンコースを増設します。出入国管理や税関、検疫機能も強化します。混雑解消に向け、保安検査場に導入するのが、複数人が同時に利用できるスマートレーン。待ち時間の短縮が図れます。既存ターミナルのエスカレーターやエレベーターも新設します。増床により、総面積は現在の1・4倍のおよそ2万3千平方メートルに広がる見込みです。総事業費は280~320億円。物価変動などを見込み、金額に幅を持たせました。本年度予算として6758万円を計上。基本設計や地質調査などを行います。
改修は2028年にも着手する予定で、2032年度の完成を目指します。