医療従事者と医療機器メーカーなどとのマッチングを目的とした展示会がきょう、倉敷市で開かれました。

倉敷市の川崎医科大学が産学官連携を深めて医療の質を高めようと初めて企画したもので、医療機器メーカー23社がブース出展して自社製品をPRしました。
岡山市のコンニャク製造業者は、乳酸菌をコンニャクで包む新商品を開発中で、乳酸菌が途中で溶け出さず腸まで届くことを証明してくれる研究者に出会いたいと出展していました。
一方、医師や看護師らが普段感じている不便さや、ちょっとした改善点などが紹介された59件のパネル展示も。
「採血後の血液が漏れない絆創膏があればよい」などといった声や、足などが腫れ、長期的なケアが必要となるリンパ浮腫の患者が「自宅で簡単に使えるマッサージ器を開発してほしい」といった要望が寄せられていました。
川崎医科大学では来年以降も実施して、医療の質向上を目指すということです。