新型コロナウイルスの再流行に備え、岡山県は7月13日、独自の事業を盛り込んだ71億円の補正予算案を発表しました。
7月17日開会予定の臨時県議会に提案します。

岡山県の7月補正予算案は約71億2800万円で、27事業のうち24事業が県独自のものです。
最も予算をかけたのは、地域経済の維持と事業継続のための支援で総額は約61億9800万円です。

主なものでは、3密対策など新しい生活様式に対応する中小事業者などに対し、経費の3分の2、最大10万円を支給します。
また、生産性の向上に取り組む小規模事業者などに対し、経費の3分の2、最大300万円を補助します。
ほかにも、感染防止と医療体制の整備に約9億3000万円を計上。
65歳以上で肺炎球菌ワクチンの定期接種を一度も受けたことがない高齢者に対し、ワクチン接種にかかる費用を助成します。
これは新型コロナウイルスとまぎらわしい症状の患者を減らすことで、医療機関の負担軽減を図るものです。
補正予算案は7月17日開会予定の臨時県議会に提案されます。