高梁市の吉備国際大学の研究グループは、加齢に伴う病気の予防に期待できる新たな「長寿遺伝子」を発見し、ほ乳類での働きを世界で初めて証明したとして、12日研究成果を発表しました。

新たな長寿遺伝子を発見したのは、吉備国際大学の加納良男教授の研究グループです。
加納教授らは、2008年に動物の老化の原因と言われる活性酸素の影響を抑制する「変異p85β長寿遺伝子」を発見。
11年かけ世界で初めて、マウスを用いた実験でその働きを証明しました。
実験では2匹のマウスを用意。
片方のマウスにだけ、長寿遺伝子を組み込んだところ、寿命が平均20パーセントほど伸びました。
さらに長寿遺伝子を組み込んだマウスは、もう片方のマウスに比べ血糖値が低く、がんの発生も抑制されていたことが分かりました。
この結果から、人間でも長寿遺伝子の働きががんや糖尿病の予防につながると期待されています。
加納教授らは、長寿遺伝子のメカニズムについて研究を深め、薬の開発につなげたいとしています。