香川県坂出市の神谷神社で9月、落雷で屋根の一部が焼けた国宝の本殿は、屋根の上部の大半が炭化していることが分かりました。1億円は下らないとされる修復費は、国の補助だけでは賄い切れないことから、神社は11月14日からクラウドファンディングで資金を集めることにしています。
神谷神社の本殿は鎌倉時代前期の1219年に建立され、三間社流造の神社建築としては現存最古で、国宝に指定されています。
本殿は火災後、ブルーシートがかけられていましたが10月20日、内部を保護するため、より強度の高い素材のものに取り替えられました。
落雷で焼けた箇所は、檜皮(ひわだ)ぶきの屋根のうち垂木より上の部分で、屋根を支える部材の大半が焼け焦げ、炭化していました。