2020年11月、香川県坂出市沖で修学旅行中の小学生らを乗せた船が沈没した事故で、国の運輸安全委員会は1月19日、船長が航路の下調べをせず、海面下の岩に気が付かなかったのが事故原因とみられるとの調査報告を公表しました。
この事故は2020年修学旅行中の小学生ら62人を乗せた旅客船が坂出市沖で沈没し、4人がけがをしたものです。
運輸安全委員会の調査報告書によると、旅客船の船長は、教員が瀬戸大橋の橋脚が立つ岩黒島東側の様子を児童に説明しているのを聞き、見学できるよう針路を変更。GPSを利用して船の位置を示す機器には、岩が小さく表示されていたものの、拡大して確認しなかったとしています。