こんぴらさんの愛称で知られる香川県琴平町の金刀比羅宮は、所有する県指定文化財などの保存修復費に充てるため、2月からクラウドファンディングで寄付を募ることになりました。1月30日、金刀比羅宮の琴陵泰裕(ことおか・やすひろ)宮司が会見を開きました。
対象となるのは、現在1600万円余りをかけて修復が行われている香川県の指定有形文化財・伊藤若冲の百花図をはじめ、障壁画、刀剣の計3点です。
金刀比羅宮はおよそ3000点の文化財を所有していますが、経年劣化などで定期的な修復が必要になっています。ただ、コロナの影響で参拝者が減少し、文化財の修復費用を十分に確保するのが難しくなっていました。
目標金額は1500万円。2月1日から3月17日まで、クラウドファンディングサイトで1口5000円から寄付を募ります。
サイトは2月1日に立ち上がります。