新型コロナウイルスの影響で中断していた高松市・高松港の国際クルーズ船の受け入れが3月29日、およそ3年半ぶりに再開されました。インバウンド需要の回復に期待が高まります。
この日午前11時半前、港に姿を見せたのは、アメリカの企業が運航する3万トン級のクルーズ船「アザマラ・クエスト」です。
高松港への国際クルーズ船の入港は2019年10月以来、およそ3年半ぶりで、高松城鉄砲隊が祝砲で歓迎しました。
船には欧米の観光客およそ600人が乗っており、10日前に東京を出発、東北や九州などを訪れました。
高松市では栗林公園や屋島を巡るツアーに参加するなど、この日夜の出港まで、香川県内での観光を楽しむということです。
高松港に寄港した国際クルーズ船は、コロナ前の2019年には過去最多の18回あり、乗客は計1万人を超えていました。
今年は、既に15回の入港が予定され、香川県では、国際線が再開された高松空港とともにインバウンドの回復に期待が寄せられています。