国内最大級の産業廃棄物の不法投棄が行われた香川県土庄町の豊島で県が進めていた一連の処理事業が終了したのを受け3月30日、池田豊人知事が現地を視察しました。
豊島では地元の業者が1970年代後半から産業廃棄物を不法投棄し、警察が摘発。その後、県と住民との間で公害調停が成立し、県による処理事業が始まりました。
今年3月10日には事業の最終工程となる整地工事が終了。これを受けて、池田知事が現地を視察しました。
住民への土地の引き渡し条件となっている地下水の環境基準は、いまだ達成されていないため、引き続き県が主体的に取り組む姿勢を強調しました。
視察のあと、池田知事は豊島の産廃問題を紹介する資料館の前でオリーブを植樹。「ともに一歩前へ」と自らが揮毫した石碑を除幕しました。