オリーブを配合した餌で育てた水産物の第3弾、讃岐の新たな春の味覚として期待される「オリーブサーモン」の販売が4月11日、香川県内で本格的に始まりました。
オリーブサーモンは、オリーブの葉の粉末を加えた専用の餌を規定の日数与えて育てた海面養殖のニジマスです。香川県が2020年から漁業関係者らと連携しながら開発を進め、品質が安定し、量産化のめどがたったことから、今年から本格販売するものです。
オリーブサーモンは東かがわ市やさぬき市などで6業者が手掛けていて、海水温が下がる12月から5月にかけて養殖されるため身が引き締まり、脂が乗っているものの、さっぱりとした口当たりが特徴です。
高松市林町のスーパーではこの日、試食販売が行われ、買い物客が新たな香川のブランドを味わっていました。
オリーブサーモンはおよそ1カ月間、県内を中心に関東や関西のデパートなどでおよそ4万匹が販売されるということです。