山の上の水族館が街中にやってきます。リニューアル工事のため4月から休館している高松市の新屋島水族館は5月3日、高松市中央卸売市場の旧青果棟を使い、出張水族館をオープンさせます。
「市場水族館」と名付けたこの取り組み。屋島山上の活性化などを目的に新屋島水族館の運営会社と高松市が結んだ連携協定に基づき、移転で使われなくなった高松市中央卸売市場の旧青果棟を市が無償で提供し、子どもたちが気軽に生き物と触れ合える場とします。
展示されるのは100種500匹ほどの生き物で、およそ1200平方メートルの敷地に大小30程度の水槽などが設置されます。
オープンに向けた引っ越しが行われていて、4月31日には人気者のフンボルトペンギンやコツメカワウソなどが新しい住まいに移されました。
市場水族館は5月3日午前10時にオープン。リニューアル工事に伴う新屋島水族館の休館は2027年春までのおよそ2年間です。