香川県琴平町の旧金毘羅大芝居・金丸座で開かれる四国こんぴら歌舞伎大芝居は来年4月10日、中村雀右衛門さんや坂東新悟さんらを迎え開幕します。
琴平町の片岡町長らが11月14日、概要を発表しました。
来年の四国こんぴら歌舞伎には2年ぶり10回目の出演となる中村雀右衛門さんを中心に、尾上松緑さんら華やかな役者陣が出演します。
注目の演目は映画「国宝」でも話題になった「鷺娘」です。
坂東彌十郎さんの長男の坂東新悟さんが初めて演じる「鷺娘」は、人間に恋をした白鷺が美しい町娘の姿に変身してその恋心を舞で表現する物語。会場に雪が舞う中、責め苦にあえぎながら踊る場面が見どころです。
公演は2部制。鷺娘のほか、傾城反魂香や身替座禅、妹背山婦女庭訓の4つの名作が演じられます。
舞台と客席が近い金丸座ならではの迫力とその演出に期待が高まります。
公演は来年4月10日から16日を除く26日までの16日間で、合わせて32公演が行われます。