
世界的な建築家・丹下健三さんが設計した旧香川県立体育館の解体工事が4月10日、始まりました。
地震による倒壊の危険があることから、香川県が解体の準備を進めていた旧県立体育館。3月の着工予定でしたが、アスベストが見つかったことなどから延期になっていました。
この日は、敷地内にある樹木を伐採する作業が行われましたが、解体に反対する人が、立ち会った県の職員に抗議する場面もみられました。
5月には内装の取り外し、9月に建物の解体を始め、来年9月までに更地になる予定です。
旧体育館は1964年に完成し、曲線を描いたような特徴的な外観から「船の体育館」として親しまれてきましたが、屋根が落下する恐れがあるとして2014年に閉館。その耐震化には多額の費用がかかるとして、県は3年前に解体を決定しました。
これに対し、地元の建築家らでつくる団体が建物の文化的価値が高いとして、昨夏、民間資金によるホテル再生案を示しましたが、県は応じませんでした。
この団体は県の解体費の支出差し止めを求めて、裁判で争っています。