ゴム・ビニール手袋製造の国内最大手、兵庫県姫路市のショーワグローブは、新型コロナウイルスの医療現場などで使われるニトリルゴム手袋の国内初となる製造拠点を、坂出市の番の州臨海工業団地に建設することになりました。

香川県が発表したものです。
ニトリルゴムは合成ゴムの一種で、薄手で使いやすく丈夫なことから、新型コロナウイルスのPCR検査で使う医療用手袋などとして使われています。
ショーワグローブはこれまで、生産を海外に依存していましたが、製品の流通が分断するリスクを抱えていることから、政府の方針を受け、国内での生産に踏み切りました。
香川県は坂出市の番の州臨海工業団地内の県有地およそ9.7ヘクタールを随意契約で売却する予定で、ショーワグローブは2023年春の操業を目指します。
投資額は約90億円で、従業員200人は主に地元から採用する計画です。