文化の向上の発展に貢献した人に贈られる今年度の文化功労者に、倉敷市在住の美術家・高橋秀さんが選ばれました。

高橋さんは福山市出身の90歳で、74歳の時、40年以上にわたって暮らしたイタリアから帰国し、倉敷市の沙美海岸にアトリエを構え、創作活動を続けてきました。鮮やかな色彩と立体的な曲線で官能美を感じさせる抽象的な作品を制作し、国内外から高い評価を受けています。また、妻で布貼り絵作家の藤田桜さんと若手作家の育成にも力を入れてきました。文化功労者の顕彰式は11月4日、東京で行われます。岡山県在住者が文化功労者に選ばれるのは3人目です。