新型コロナウイルスの経済対策として岡山県は16日、県内事業者に対する支援金の創設や県民向け宿泊クーポンの発行を盛り込んだ新年度補正予算案を発表しました。
2つの事業の総額は43億6000万円です。県内事業者に対する支援金は、新型コロナの影響で売り上げが減少する飲食や卸売り、小売りや理美容など幅広い業種が対象で、法人は40万円、個人事業者は20万円を受け取ることができます。受給の要件は主に2つです。国の一時支援金を受給していないことと、今年1月から3月までのいずれかの月の売り上げが、去年かおととしの同じ月と比べ30パーセント以上減少していることです。4月下旬から申請を受け付け、5月下旬に給付を始める予定です。岡山県民向けの宿泊クーポンは観光需要喚起のため発行するもので、宿泊予約サイトや旅行会社などを通じ県内の宿泊施設を予約する際、料金が一人1泊1万円以上で平日は5000円、土日祝日は3000円が割り引かれます。クーポンの枚数は7万枚で、4月下旬から発行が始まります。利用期間は4月下旬から8月末までの予定です。補正予算案は開会中の岡山県議会2月定例会に追加提案されます。