食用としては適さない規格外のジビエ肉を有効活用してもらおうと、真庭市は29日から岡山市の動物園にシカ肉の出荷を始めました。
岡山市の池田動物園に届けられたのは、真庭市内で捕獲されたシカ肉です。真庭市ではここ数年、農作物被害が増えているシカの捕獲を強化していて、去年は過去最高となる585頭を捕獲。そのうち約250頭は市の解体処理車で解体し、美作市の加工施設に買い取ってもらっています。ただ、個体が25キロ以下のシカについてはこれまで規格外として廃棄されていたため、動物の餌として格安で販売し有効活用してもらうことにしました。真庭市は今後も定期的に池田動物園に肉を販売する予定です。