3年前の西日本豪雨で浸水被害を受けた岡山県総社市秦地区に排水機場が完成し29日、記念式典が開かれました。西日本豪雨では高梁川へ流れる用水が逆流し、秦地区やその下流地域が水没。住宅など219棟が全半壊するなどの被害に遭いました。完成記念式典には総社市の片岡市長や地元住民ら約30人が出席。銘板を除幕し排水機場の設置を祝いました。

排水機場は総社市が約3億7000万円をかけて建設したもので、ポンプ2台を使って毎秒1.4立方メートルの用水の水を高梁川に排出できます。総社市は西日本豪雨で水没した地区で排水機場の整備を進めていて、7月には美袋地区に排水機場が完成します。