観賞用のスイカとして香川県善通寺市の農家が半世紀にわたって生産を手掛けている「四角スイカ」が、2021年6月30日から全国に向けて出荷されました。
6月30日朝、善通寺市内の集荷場に農家が持ち込んだ「四角スイカ」。生育が進む夜間の気温が低かったため、2020年より一週間程度遅い初出荷となりました。
「四角スイカ」は食用品種の縞王を収穫の10日ほど前から透明のプラスチック容器に入れ、18センチ角の立方体に育てたもので、観賞用としてデパートやスーパーのディスプレーなどに重宝されています。
2021年は高齢化に伴い生産農家は2軒減り7軒となりましたが、農家が互いに品質をチェックし、傷やひび割れがなくしま模様が縦にまっすぐ入っているおよそ300個を出荷しました。7月中ごろまでに関東、関西など大都市圏を中心に、2020年より100個ほど多いおよそ450個出荷する見込みです。2021年は生産部会の50周年記念で用意した展示用の座布団もセット。卸売価格は1個1万1000円ということです。
善通寺市産の「四角スイカ」全国に向け出荷
2021年6月30日岡山のニュース