四国の水がめ・高知県の早明浦ダムの貯水率が低下していることから、香川用水への水の供給をカットする第一次取水制限が2021年7月14日から始まり、香川県は県民に節水を呼び掛けています。
早明浦ダム周辺では、6月以降、雨の少ない状況が続き、7月14日午前0時現在、ダムの貯水率は65.8%と、平年に比べて20ポイント以上下回っています。
このため四国地方整備局などでつくる吉野川水系水利用連絡協議会は、午前9時から、香川用水への水の供給を20%削減する第一次取水制限を行っています。
香川県では2年ぶりの取水制限です。これを受け香川県庁では、庁内におよそ130カ所あるトイレで、手洗い場の蛇口の水圧を調整し水の勢いを半分程度に抑える作業に入りました。
また、夏場には涼を求めて多くの人が集まるサンポート高松の噴水も、7月14日から水を止めています。県庁の玄関前には立て看板を設置し、県民に節水への協力を呼び掛けています。
香川用水の第一次取水制限始まる
2021年7月14日岡山のニュース