2021年12月6日、広島県福山市の養鶏場で鳥インフルエンザの発生が確認され、この養鶏場のふんが岡山県井原市の養鶏場に運び込まれていたことから、岡山県は、この養鶏場の消毒などを行っています。
岡山県は12月7日朝、対策本部会議を開き、今後の対応を協議しました。県によると、鳥インフルエンザの発生が確認された福山市の養鶏場から6日、井原市の養鶏場に堆肥に加工するためのふんが運び込まれたということです。
井原市の養鶏場では、採卵用のニワトリおよそ12万羽を飼育していて、県職員およそ30人が汚染された恐れのあるふんに石灰をまいて消毒する作業を実施。施設の外へニワトリや卵などを持ち出さないよう移動制限も行っています。
消毒を終え、検査で陰性が確認されれば、卵は早ければ8日に、ニワトリは2週間後には制限が解除される見通しです。
鶏肉や卵を食べることにより人が鳥インフルエンザに感染する事例は報告されていません。県は風評被害の防止に努めるほか、県内の養鶏場に感染対策の徹底を呼び掛ける方針です。