温室効果ガスを排出しない電気だけで動く世界初のタンカーの進水式が2021年12月22日、丸亀市の造船所で行われました。
この船は、丸亀市の造船会社・興亜産業が建造したもので、関係者や市内6つのこども園の園児らを招いた22日の進水式で「あさひ」と命名されました。
全長はおよそ60メートル、総トン数はおよそ500トン。世界で初めてバッテリーの力だけで動くEVタンカーです。リチウムイオン電池およそ600個を搭載していて、電気自動車100台分に当たる3480キロワットの出力があります。
フル充電時での走行距離はおよそ150キロで、ディーゼルエンジンを使わない分、走行時1時間あたりの二酸化炭素排出量は、500キログラムほど削減できます。重油およそ1200トンを積載。東京湾内で運航され、外航船に燃料を補給する役割を担います。
タンカーは2022年3月末に発注元へと引き渡され、東京湾に向かう予定です。