岡山県は1月24日、職員のひらめきを促し業務の効率化を目指す狙いで、各自の働き方に応じて執務空間を選べるユニークな取り組みを試験的に始めました。
県庁8階で24日から運用が始まったのが、「アイデア スペース」と名付けられた執務空間です。広さおよそ100平方メートルのスペースには、各自の働き方に合わせて「協働」「集中」「自律」の3つのエリアを設けました。
「自律」エリアは、リラックスしながら業務できるよう窓際にカウンター席を置いたほか、立ったままデスクワークができる場所も設け柔軟な発想を促します。
「協働」エリアには、部署を超えて交流しやすいよう自由に配置を換えられる台形テーブルを設置。投影した映像に専用のペンで直接書き込みができるプロジェクターなども整備しました。
この空間作りを中心となって立案したのは、庁舎管理を担う財産活用課の若手職員2人。職員同士が盛んにコミュニケーションすることで、自由なアイデアが生まれてくることを期待しています。
この取り組みは6月下旬まで行われ、利用状況を検証し導入するかどうか判断することにしています。