2019年にノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが3月30日、倉敷市内で講演を行い、リチウムイオン電池がもたらす未来について語りました。
ノートパソコンや携帯電話などに欠かせないリチウムイオン電池は、吉野さんが世界で初めて開発し、その功績が認められて2019年、ノーベル化学賞を受賞しました。
吉野さんは現在、倉敷市内に事業所のある旭化成の名誉フェローを務めています。
講演会は4月22日から2日間、市内で開かれるG7労働雇用大臣会合を前に開かれた記念シンポジウムで行われました。
この日はおよそ1100人が参加。講演の中で吉野さんは、リチウムイオン電池開発までの経緯や、脱炭素社会の実現に向けて注目が集まる電気自動車が、リチウムイオン電池のさらなる性能向上によって今後、急速に普及が進んでいくなどと話しました。