梅雨や台風のシーズンを控え、岡山県和気町で5月27日、豪雨による洪水を想定した大規模な水防演習が行われました。
水防演習は、国土交通省などが毎年、中国地方5県持ち回りで実施しているものです。今回は岡山県和気町の吉井川河川敷で、大雨により川の水位が急上昇しているとの想定で行われ、国や岡山県、流域13の市町村から52団体およそ1300人が参加しました。
演習では、地元の消防団が堤防からの水漏れを発見。直ちに土のうを作って積み上げ、応急措置を施しました。
水位の上昇に伴い、町内では浸水が広がり排水ポンプ車も出動しました。
また、上空で警戒に当たっていたヘリコプターが被害状況を確認。消防が土砂崩れで埋まった家屋からチェーンソーを使って住民を救助したほか、陸上自衛隊が重機で倒木を撤去し、輸送ルートを確保しました。