菅原道真を祭る太宰府天満宮で道真の没後1125年の節目に開かれる式年大祭を記念して、日本画家・神戸智行さんが手掛けた襖絵の巡回展が新見市の新見美術館で開かれています。11月24日まで。
巡回展は「神戸智行 千年を描く」です。2027年に開かれる式年大祭に合わせて、太宰府天満宮が神戸さんに依頼した襖絵の原画24面を含むおよそ50点が展示されています。
襖絵の制作にあたって、神戸さんは太宰府に移住。季節ごとの天満宮を取材するなどし、10年をかけて完成させました。
境内にそびえるクスノキが池に映る様子を描いた作品は、神戸さんの特徴である薄い和紙と絵の具を何重にも重ねる技法で奥行きが表現されています。
原画は今後、襖に仕立てられ、天満宮に奉納されます。
日本画家・神戸智行さんの襖絵/新見美術館で巡回展/11月24日まで【岡山・新見市】
2024年9月17日岡山のニュース